
こんにちは!薬剤師のようこです。
大学の薬学部・大学院を修了後、ヘルスケア企業での研究開発や都内・静岡の調剤薬局勤務を経て、現在も現役の薬剤師として調剤や服薬指導、セルフメディケーションの相談をお受けしています。
そんな私ですが、仕事中だけでなくプライベートでも、毎日のように家族や友人からこんなLINEが届きます。
「いま薬局にいるんだけど、CMでやってる◯◯と、隣にある安い△△って同じ効果なの?」
「病院でもらった薬と同じ市販薬ってどれ買えばいい?」
ドラッグストアの棚の前で立ち尽くし、スマホでパッケージの写真を撮って送ってくる友人たち。
実は、私たち薬剤師にとっては「裏面の有効成分を見れば1秒でわかること」なのですが、一般の方にとっては専門用語が並ぶ添付文書やパッケージはまるで暗号のように難解ですよね。
「同じ成分なのに、なんでこんなに値段が違うの?」
「有名だからって高い方を買っちゃったけど、損してないかな…」
そんな声を日常茶飯事のように聞くたび、私はずっと心の中で歯がゆさを感じていました。
病院で処方される医療用医薬品では「ジェネリック医薬品」の認知が広まり、同じ成分で安く抑える選択肢が当たり前になりました。
しかし、ドラッグストアやネット通販で買う市販薬の世界は違います。
テレビCMや広告に多額の費用をかけている有名ブランド薬がある一方で、同じ有効成分・同じ含有量なのに、広告を出していないだけで半額近い価格で買える“隠れた名薬”がたくさん存在しています。
頭痛薬、アレルギー鼻炎薬、胃腸薬、湿布……。
毎日のように使うお薬だからこそ、その差額は年間で数千円〜数万円の「チリツモ」になります。
「成分が同じなら、賢く安い方を選んでほしい」
「でも、一般の人が成分を調べて電卓を叩いて比較するのはハードルが高すぎる」
ネットで探してみても、あるのは特定の商品を売りたいアフィリエイト記事や、一般的な解説ばかり。
**「ユーザーが今すぐ、成分ベースで一番コスパの良い薬を一発で知ることができるサービス」**は、どこを探しても見当たりませんでした。
「……誰も作っていないなら、自分たちで作るしかないんじゃない?」
そう思い立ち、エンジニアチームに「こんなの作れないかな?」と相談を持ちかけたのが、「kusurito(クスリト)」の始まりでした。
「成分が同じ薬をシステムで紐づけて、価格を並べればすぐできるよね!」
最初はそんな軽い気持ちでスタートしたのですが、いざ作り始めると想像を絶する壁にぶつかりました。
市販薬のデータは、一筋縄ではいかない複雑さの塊だったのです。
「薬剤師として、薬学的に間違った比較や、誤解を生む推奨は絶対に許せない!」という私のプロとしてのこだわりと、
「一般のユーザーが迷わず3秒で直感的に理解できるシンプルな画面にしたい!」というエンジニア側のUI/UXへのこだわり。
何千種類もの添付文書データと向き合い、PMDAの公的データと照らし合わせながら、1つひとつの成分マッピングとコスパ換算ロジックを泥臭く検証していきました。
「この薬とこの薬は、主成分は同じだけど対象年齢が違うから別グループにしよう」
「1回あたりのコストで比較できるように計算式を修正しよう」
夜遅くまでエンジニアチームと議論を重ね、数ヶ月かけてようやく納得のいく「客観的かつ安全な比較判定システム」が完成しました。
こうして誕生したのが、市販薬・代替薬の最安値検索サービス「Kusurito(クスリト)」です。
完成後、さっそく「いつものLINE」を送ってきた友人にKusuritoのURLを教えて使ってもらいました。
「えっ、いつも買ってた花粉症の薬、こっちの薬にしたら年間5,000円も安くなるの!? 検索も一瞬でめっちゃわかりやすい!」
その嬉しそうな反応を見たとき、本当に作ってよかったと心から思いました。
サービス名の「Kusurito」には、お薬(くすり)を探す体験を通して、お財布への優しさに思わず「くすりと」笑みがこぼれてほしい、という願いを込めています。
浮いたお薬代で、ちょっと美味しいランチを食べたり、家族でお出かけしたり、自分へのご褒美にあててほしい。
これからも現役薬剤師の知見を活かしてデータの正確性を厳しく見守りながら、皆さんのセルフメディケーションとお財布を応援するサービスとして育てていきます。
ぜひ、普段飲んでいるお薬やご家族のお薬をKusuritoで検索してみてくださいね!